公開: 2019年9月23日
更新: 2019年9月xx日
日本政府からの、日本軍のインドシナ半島からの撤退と、満州を除く中国大陸からの撤退を条件とした中国軍との和平交渉の仲介依頼を受けた米国政府は、当初、その和平提案に即した和平交渉の仲介を引き受けようとしたようです。しかし、中国政府を代表する蒋介石が和平交渉の開始に強く反対したことと、香港を領有していたイギリスのチャーチル首相が、イギリスの利権が完全には保護できない可能性があるとして強く反対しました。このチャーチル首相からの、米国政府が日本と中国との和平交渉の仲介をとるのであれば、イギリス国民は「反米的な感情をもつ」とする強い意見に押され、ルーズベルト大統領は和平交渉の仲介を断念したそうです。